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実家の整理、自分の持ち物から始めて気づいたこと

実家の整理をしようと思い立ったのは、実家を離れて20年経ったある日だった。

年に数回帰る実家の中がだんだんとモノであふれている状況を目にしたからです。

年齢的にも身体的に不調が出てくる時期、早めに手を打ちたいと考えて実家に行くと何かがうず高く積み上げられているのを発見しました。見たときは、どうしたのかな?と思うのと同時に崩れたら大変そうだねーと思いました。全部いるもの?と聞くと、全部いる。と言われました(笑)

そのままでいいわけがないので、どうにかしたいと思ったのですが「どこから手をつけていいのかわからない」「何から始めればいいのか」「親がそもそも片付ける気がない」と道筋も見えず、不安が募りました。


まずは“自分の持ち物”から整理を始めた

いきなり親のモノに手を出すのではなく、まずは自分の物から整理することにしました。


実家に置きっぱなしだった学生時代の教科書や、使っていない趣味の道具、おもちゃなど…
出てくる出てくるたくさんのモノたち。

古いものでは私が保育園に通っていたときの通園帳や卒園証書がでてきました。最近のモノは(といっても20年以上前)大学の受験票や専門学校の卒業証書、国家試験の問題などが見つかりました。

時間をかけてひとつずつ見直していくと、

「なんでこれを残していたんだろう?」「こんなものも持っていたんだ」と思うものが多い。持っていることさえ忘れて日々を過ごしていたんだなと気づきました。その時は自分にとって大切なモノだったはず。

でもその存在を忘れてしまっていて、それを大切にしていたというと疑問があります。これからはしっかり使い大切にして、使わなくなったら処分するか、期限を決めて置いておく→そして処分するのサイクルを作っていきたいと思います。

整理を進めるうちに、いるモノ・いらないモノの境界線を決めるのに苦労しなくなりました。

明らかに壊れているもの、もう使わないモノは捨てやすいです。どうしても残しておきたいモノも決めやすいです。問題は、どっちにしようかな~?と迷うモノです。

始めのうちは「迷いbox」がいっぱいになりますが、心配いりません。後日もう一度見返してみると、やっぱりいらないと判断できるものが出てくると思います。

私は全然捨てられない人でした。

本当に使えなくなったモノだけを捨てていました。あっても邪魔にならないモノは使わなくても置いたままにしていました。引越しの際に、夫に何も捨てないね。と言われました。

今は理解できるようになりましたが、そのときは本当に理解できませんでした。😿

それでも何とか片付けをしてみようという気になり、今ではすっきりさせておくことで自分自身が気持ちいいということを知り継続できています。


少しずつだから、続けられた

「今日は1時間だけ」「この引き出しだけ」と決めて、少しずつ進めることを心がけました。


一気にできないし、時間もとれません。

特に実家は使われていない場所も多く、長い時間そのままになって「時が止まっている」と感じる空間があります。そういう場所はほこりが多く、目が痛くなったりくしゃみがでたりします。また整理することは思ったより疲れてます。

長年そのままにしていた思い出の箱を開けると、当時のことが思い出され頭の中がいっぱいになります。そうしているうちに時間は過ぎて、あまり進まなかったということもあります。

それでも少しは進んだ!

と自分を励ましながら続けてきました。続けていくうちに、部屋の一角がスッキリした空間があらわれ、「やれば変わるんだ」と実感できたことが、モチベーションの維持になりました。

誰しもはじめは片付け方もわからず、途方にくれることがあると思います。でも、今日始めたあなたは昨日より進んでいます。休み休みでも、一歩づつ進めることが大切です。少しづつきれいになっていく空間に嬉しさを感じたなら、こっちのものです!


親にも変化が…少しずつ協力してくれるように

最初は、「片付けなくていい」「まだ使うかもしれない」「まだ使える」と言っていた親でしたが、
私がこつこつ自分のものを整理する姿を見て、親の方からも「これ捨ててもいいかな」と声をかけてくれる場面がみられるようになりました。

まだ抵抗されることも多いですが、親も少しは片付ける気があるんだなと確認できました。

無理に説得したり押しつけたりせず、行動で示すことの大切さを改めて感じた瞬間でした。そうなると当然ですがスピードも速くなり、やっぱり一人より二人の方が進めることができました。また思い出の品を見ながら当時の話ができたり、親の気持ちが聞けたりなど、いい機会で片づけを始めてよかったなと思いました。


まとめ|実家の整理は、自分から始めると進みやすい

実家の整理は、ただモノを減らす作業ではありません。


親の気持ち、自分の気持ち、家族の歴史と向き合う、心の整理でもあると思います。

そこには見てよかったもの、見なければよかったもの、見たくなかったものも含まれています。

いきなり親の荷物に手を出すのではなく、まずは自分自身の物から手をつける。
その姿が、親や家族を自然と巻き込み、協力へとつながるきっかけになります。

「少しずつ」「焦らず」「無理せず」が、実家の整理を成功させるコツです。こつこつ頑張っていきましょう☺

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