快食とは、「快眠」「快便」とならぶ健康三原則の1つとされています。
「おいしく、適量を、楽しく食べられる状態」のことを指します。
ただ、たくさん食べられる状態ではありません。
快食とは
①食欲が自然にわく。=胃腸が健康
おなかがすいたという感覚がある。自然と何か食べたいと感じる状態。
②食事をおいしく感じる=味覚や気分が安定
食事がおいしいと感じる味覚がある。
食事が楽しいと感じる気持ちの余裕がある。
③適量を気持ちよく食べ終わる=満腹感や消化の良さ
食後にもたれ感がない。苦しくない。
満腹過ぎないように、自分で量を調整できる。
快食は心と体の健康のバロメーター。腹八分目が体にいい3つの理由
①消化器への器への負担が減る
満腹まで食べると胃腸に負担がかかり、胃もたれ・消化不良や便秘の原因にもなります。
腹八分目なら胃腸がラクに働けて、エネルギー効率もよい。
②血糖値の急上昇を防ぐ
満腹まで食べると、血糖値が急上昇。インスリンがたくさん分泌されます。
腹八分目なら血糖値が安定し、太りにくい体質になります。
③長寿遺伝子が活性化する
研究によると、カロリーを抑えた食事は「サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)」を活性化させ、
老化を遅らせる可能性があるそうです。
快食のための5つのコツ
①ゆっくり噛んで食べる
1口30回を目標に噛みましょう。たくさん嚙むことで唾液がたくさん出て、消化も助けます。
満腹中枢が働くまで20分かかるので、1口ごとに箸を置いたりして時間をかけることで胃腸に優しい食べ方になります。
②よく噛む食材を選ぶ
根菜(ごぼう・大根・れんこん)、海藻(わかめ・めかぶ・もずく)、雑穀ごはんなどを取り入れる。
野菜は少し大きめに切ると、よく噛みます。
③スマホを置く
ついつい、ながらスマホしませんか?食事が始まったら、スマホは見えないところに置きましょう。
食事に集中すると満足感が高まります。
④食前に深呼吸する
落ち着いて食事を始めると、消化酵素の分泌が増えます。
⑤食後は軽く動く
食後30分に軽い運動をすると、血糖の急上昇を防ぎます。
快食を意識するためのポイント
- お腹がすくリズムを整える(朝ごはんを抜かない)
- 味わって食べる(ながら食べを避ける)
- “ちょっと足りない”くらいでやめる習慣

快食とは、心地よく食べて健康につながる食べ方
「快食」は、単にカロリーを抑える食事ではなく、“体と心が満たされる食習慣”です。
腹八分目を意識して、食事の時間をもっと丁寧に過ごしてみましょう。
きっと毎日の元気につながりますよ!
体調・メンタル・生活の3拍子が揃った、健康的な生活で元気な毎日を過ごしましょう☺