毎日忙しく過ごしていると、今日は元気がでないな。体が重いと感じることはありませんか?
疲れとは
「心身の負担が大きく活動能力が低下している状態のこと」
日本疲労学会は、疲労を
「過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態」と定義しています。
- 「脳の疲れ」とは
- 「心の疲れ」とは
- 心の疲れ、脳の疲れ どうする?
- まとめ
2種類の疲れ
一つ目に脳の疲れ
1.「脳の疲れ」とは
最近、脳疲労という言葉を聞くようになりました。
大脳の疲労は、脳を酷使し続けることによって発生します。
頭がボーっとして、スムーズに働かない状態。
その原因として、パソコンやスマホなどのデジタル機器の長時間使用が考えられます。
長時間のゲームや動画視聴。ここまでと思いながら、気づくと数時間たっていることも多いのではないでしょうか。
私もその一人ですが、デジタル依存生活は慢性疲労の原因とも言われておりなかなか気を付けにくいですが、時間を決めてやったり、なるだけ日中に行うよう心掛けていきたいですね。
脳が疲れていることの何が問題かというと
大脳が興奮状態になることで、目が冴える(覚醒レベルがあがる)
↓
そのことで、脳全体が休息モードに切り替わらない。
↓
眠れない。睡眠不足
↓
パフォーマンスが落ちる。体調不良へ繋がっていく
疲れたから寝たい。でも、眠れない。の悪循環が生まれてしまいます。
2.心の疲れとは
心の疲れは、心労(精神的ストレス)が積み重なった結果、起こります。
脳の視床下部にある「ストレス中枢」を活性化させて、体にもストレス反応を起こします。
大脳辺縁系は情動の表出や意欲、記憶や自律神経活動に関わっています。
また情動中枢とも呼ばれる扁桃体は不安や怒りの神経回路の中心にあると言われています。
海馬(記憶を司る部位)と繋がっているため、ストレスから離れても少しのきっかけでストレス状況にいるときの記憶が思い出される。そのことで繰り返し「不安や怒りの神経回路」が刺激され続けてしまうことになる。
その結果、扁桃体が疲弊し気分が落ち込み、意欲がわかなくなると言われています。
3.心の疲れ、脳の疲れ どうする?
【セロトニンが脳に与える 5つの指令】
- 朝の目覚めをよくする
- 心のバランス(平常心)を保つ
- 自律神経を整える
- 不定な痛みを抑える
- 顔つきや姿勢をシャキッとさせる
【ネガティブな感情をためこまない】
- 言語化して、発散する。
- 何か嫌な気分になったとき、友人や家族に吐き出す。紙に書いて出す。不快な感情をためこまないようにする。
- 淡々としている
- ネガティブな感情に対してできるだけ 快・不快 の判定を下さない。ニュートラルに扱う。
【前頭前野を活性化させる】
- 太陽の光
- リズム運動(歩く・咀嚼・呼吸)
- グルーミング
- 涙活
セロトニン神経の活性化 → 前頭前野の活性化
過度な緊張や不安が消える。
すっきりとした爽快な気分になる
怒りや敵意などが消える
集中力・意欲がわく。
4.まとめ
疲れたなと思ったら、ひとまず休憩や休みを取ってみる。
それから体を動かしたり、セロトニンを出す活動などを習慣にしていけるといいですね。
自分にお疲れ様を。